住友不動産建物サービスってどんな会社?
新宿に本社を置く住友不動産グループの管理会社。
2025年時点で受託戸数173,036戸で業界11位、従業員数は3,798名(内、マンション管理部門は3,209名)。
○○ヒルズやシティ○○といったマンションを多く取り扱う。
(ちなみに有名な六本木ヒルズは森ビルの管理。)
イダケンと住友不動産建物サービス
住友不動産建物サービスの物件は、5件ほど関わったことがあります。
フロントマンは穏やかな人が多い印象。
財閥系はそういうところが多いかなと。
しかし会社の姿勢はそれほど穏やかではなく、一時は契約している物件をかなり派手に切っていました。
自分たちのやり方が嫌ならやめてくれ、です。 ドライもドライのスーパードライ。
一般に管理会社は自社ブランドの物件(グループ企業が建てたマンション)は大事にするのですが、住友はその自社物件すらも容赦なく切っていたのですから強気さにかけては業界随一ではないでしょうか。
大規模修繕は、今はまったくやっていません。
元請としても設計監理としても、とにかくどんな形でも一切関わろうとしないという管理会社としてはかなり異質の姿勢です。
かつては行っていたのに、やらなくなった理由はわかりません。 タワーマンションの新築ラッシュで忙しかったのでしょうか。 とにかく方針がよく変わる会社という印象。
一般に不動産系の管理会社は経営者が天下りで、数年すれば出ていってしまうため、会社の改革には熱心ではない傾向なのですが、ここはよく変わります。
大規模修繕もあと3年もすればまたやっているかもしれません。
かつてはリプレイスに積極的でした。
今はぜんぜんだと思います。
でも3年もすればまたやっているかもしれません。
委託費はやや高いほうかと思います。費用対効果に疑問をもった管理組合から相談を受けることがしばしばです。
しかし超強気ですから下手に値下げを打診すれば切られるかもしれません。
覚悟のない価格交渉はこことはできない、イダケンはそう考えるようにしています。
顧問として1件、住友マンションと関わっているのですが、毎年のように値上げを提案してきます。 「またですか」と管理組合も呆れています。
別の会社にリプレイスしてやればいいとイダケンは思うのですが、もう何となく住友の言うことは飲む、という調子に管理組合がなってしまっています。そういう大人しいマンションだけが今も契約を続けている、ということでしょうか。
しかし会社がこうした姿勢を続けていれば、いずれ管理組合から一斉に見限られる時も来るのではないかとイダケンは思っています。