045-222-8623

03-6279-1537

大規模修繕について、このような情報を載せているサイトです

駐車場・駐輪場の移動

工事期間中は駐車場・駐輪場の移動が必要になることがあります。
マンション敷地内に足場を組んだり、作業員の事務所・仮設トイレを設置するためです。

敷地内にスペースが空いていればそこを臨時の駐車場(駐輪場)とすればいいですが、無い場合は外部に借りる必要が出てきます。

借りる費用を誰が負担するかですが、通常は工事費用の中に含まれています。
業者は予め駐車場(駐輪場)の移動を見越して、見積もりに「居住者用駐車場対策費」を計上しているからです。

駐車場と違って駐輪場はマンションの周りに都合良くあるものではないでしょう。
外部に設置するとすれば、付近の空地を借りて停めることになりそうです。

その際も空地にただ自転車を置けばいいというものではありません。
道路に接した場所に設置するのであれば、自転車が道路に倒れないようパイプで倒れどめを設置するなど、安全への配慮をする必要があります。

写真はマンションの敷地内に作ったバイクの仮置き場です。↓
居住者の通路に面しているのでパイプで柵を作っています。重いバイクにも耐えられるしっかりした作りでないといけません。
バイク仮置き場

屋根付きの駐輪場から屋根なしの仮置き場に移る場合は、予めその旨説明が必要です。
移動してから初めて不便に気付き、怒り出す居住者も出ないと限らないので。
事前の周知があれば、まだ我慢もしてもらいやすいでしょう。

また、仮置き場への自転車(バイク)の移動は誰が行うのでしょうか。
居住者自身に移動してもらうなら予めお願いをする必要がありますし、 業者が動かす場合でも勝手に移動されて怒る居住者が出ないよう、やはり事前の周知を徹底させなければいけません。

駐車場にせよ駐輪場にせよ、移動を求められる方には不便を強いることになります。
極端に利用勝手が下がる場所へ移動するのならば、使用料金を下げたり、工事期間中は使用料を免除したり等の措置を講じることも検討すべきでしょう。

大規模修繕では居住者へのこうした諸々の気遣いがとても大切です。
しかし理事会(修繕委員会)は慣れないこともあって、なかなか上手くこなすことができないものです。 結果として居住者からのクレームが増え、メンバーの心労がかさみます。

«大規模修繕、その他の現場

このページの先頭へ