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管理会社変更について、このような情報を載せているサイトです

東急コミュニティーってどんな会社?

世田谷に本社を置く管理会社で、1970年設立。
「コミュニティ」ではなく「コミュニティー」。
従業員数は2023年時点で10,722名 (内、マンション管理部門は7,691名)。

東急不動産グループの一員。
母体は東急電鉄のため、インターネット等で「某鉄道系管理会社」といった表現が使われるときは、同社を指している場合が多いと思われる。

2023年現在、受託戸数は501,870戸であり、業界のNo.1。
大京アステージと並ぶ業界のパイオニアであり、 同社の業務システムを模倣した管理会社は多いとされる。

今は廃止しているが、かつては東証一部に上場していた。
代表的な管理会社の中で上場しているのは日本ハウズイング(東証二部)と日本管財(東証一部)ぐらいであり、受託戸数の多さ、実績と合わせて業界で大きな存在感を持っているのは確か。 会社の格を重視する管理組合から好まれる傾向がある。

かつては東急グループの販売するマンションの管理が中心だったが、 近年はリプレイス(他社が管理していたマンションを新たに引き受けること)にも力を入れているらしく、 現在の管理戸数の内訳ではリプレイスで獲得した物件が全体の30%程度あるとのこと。(同社HPより)

リプレイス物件が多いことを以って「顧客に選ばれた証です」とするのは、独立系管理会社に必ず見られるアピール手法だが、 デベロッパー系の会社が行うのは珍しい。

とはいえHPのこの記述はずいぶん長いこと更新されておらず、現在はもはやリプレイスに関心を失っているようにも見える。

イダケンと東急コミュニティー

東急コミュニティーの物件は、10件ほど関わったことがあります。

印象としては、社員にきちんとした人が多いです。コンサルとして、社員の対応で不快な思いをさせられたことはありません。

管理組合からの不満で耳にするのは、「対応が遅い」、「壊れた箇所の修繕が遅い」、「緊急コールセンターがつながらない」など。

中でも、「緊急コールセンターがつながらない」は、わりと東急コミュニティーに顕著な特徴であると感じます。 2021年ぐらいにもそういう声を聞いたので、今もあまり変わっていないのではないでしょうか。

「つながるけれど対応が遅い」ではなく、「そもそもつながらない」という声を聞くことは、他社ではなかなかありません。 「緊急」コールセンターなのですから、改善が必要だと感じます。

イダケンが東急から他社へのリプレイスを手伝ったのは、たしか3件です。 そのとき管理組合が抱えていた不満はサービスの費用対効果でした。

管理会社というのは往々にして、管理組合のほうからうるさく要求していかないと、だんだんと優先順位を下げて手を抜いてくるものです。

ただでさえ大手は委託費が高めなのに、サービスの質も悪くなるのなら他所に変えたい、という経緯でした。

逆に、他所から東急へのリプレイスをお手伝いしたことは、今のところありません。

ホームページにはリプレイス物件の獲得に積極的とありますが、現在は違うのではないでしょうか。 100戸以上の大きな物件であったり、最初から東急を本命にしているといったケースでないと、相手にされないかもしれません。 安請け合いはしません。

現在、大手の管理会社は物件の選抜を進めています。
東急も例外ではありません。

東急はコミュニティワンなどの他の管理会社を買収して受託戸数を増やしたのですが、 そうした「外様」の物件は、委託費が安めに設定されていることも多いため、そういうマンションに値上げ提案を行い、 受け入れられなければ契約を切ることがあるようです。

一方で、自社ブランドのマンション(東急グループが販売したマンション)については、なるべく維持しようとしている印象を受けます。

デベロッパー系の管理会社はどこもそうです。
自社ブランドの物件は特別なのです。

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